インフォメーション ー塾通信ー

トップページ > インフォメーション > 塾通信 > 10月塾通信-間違えたら

塾通信

10月塾通信-間違えたら

2020年9月27日

*例年ならば2学期は学校行事が多く、その準備で忙しかったり疲れたり、またウキウキする反面、時間に追われて、やるべきことが後回しになったり、更には、後回しにしたことさえ意識しないで過ぎてしまうこともあります。今年は頭の片隅に常に「コロナ、コロナ」が渦巻いていて、例年以上に時間が流れるのが速く感じられますね。心残りが無いように頑張りましょう。

*勉強するうえで大事なことは、間違えることです。間違える=わからないところを発見することなので、間違えなければ反省することがないし、間違えなければ進歩することはないのです。

 間違えにもいろいろなパターンがあるので、1つの知識をいろいろな角度から攻めると知識に厚みが出て、ほかの知識との結合もできます。また、生徒によって間違えやすいパターンが違うので、繰り返し間違えて、自分のクセを自覚することでケアレスミスが少なくなります。START UPで何種類ものテキストやたくさんのプリントを使うのはそのためです。間違えても、それを上回る量の問題を解き直して、進歩していきましょう。

*間違えたときに叱られて、「次は間違えないようにしよう」と思うのは子供が小さいうちです。大きくなって自尊心が出てくると、間違えるのはカッコ悪い、自分は間違えるはずがないと思うようになりがちです。だから「間違えないようにしよう」とは思わないで、「間違えたことがバレたくない、間違えたことをなかったことにしよう」と思うようになってしまいます。その結果、せっかく間違えて修正するチャンスを自ら放棄してしまうことになってしまいます。

 小学校の時は、学校の単元が終わるとすぐに(覚えているうちに)テストをするので、いつも85~100点を取れる児童が多いのです。間違えの数が少ないので直すことも苦にならず、満点を取ってほめられることも多いので、叱ることが励ましになってうまくいくことが多いです。

しかし、高学年になると、学習量が多くなるとともに学習内容が抽象的になるため、理解して熟成させるのが難しくなってきます。さらに中学~高校になると、年4~5回の試験で評価されるので、一発勝負の暗記重視の勉強方法ではとても無理です。繰り返しやって、繰り返し直して、少しずつステップアップしていくといふうに学習の姿勢を変えていかなくてはなりません、塾ではそうしたことを意識してカリキュラムを作っています。一緒に頑張りましょう。

アーカイブ