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6月塾通信

2018年5月21日

*6月は、休みはありません。学校の行事が多く、気候が不順な時期です。早め早めのケアで体調管理に努めましょう。中学は6月末~7月に期末テストがあります。早め早めの準備をして、納得のいく成績を取りましょう。

*以下は『心に響く小さな5つの物語』からの引用(一部言い回しを変えています)です。ご一読ください。

ある小学6年生の作文がある。

 僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。そのためには中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。
 活躍できるようになるためには練習が必要です。
 僕は3歳の時から練習を始めています。3歳から7歳までは半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは、365日中360日は 激しい練習をしています。 だから1週間中で友だちと遊べる時間は5,6時間です。
 そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。そして、その球団は中日ドラゴンズか、西武ライオンズです。
 ドラフト入団で契約金は1億円以上が目標です。僕が自信があるのは投手か打撃です。
 去年の夏、僕たちは全国大会に行きました。そして、ほとんどの投手を見てきましたが、自分が大会ナンバーワン選手と確信でき、打撃では県大会4試合のうち ホームラン3本を打ちました。そして、全体を通した打率は5割8分3厘でした。このように自分でも納得のいく成績でした。
 そして、僕たちは1年間負け知らずで野球ができました。だから、この調子でこれからもがんばります。
 そして、僕が一流の選手になって試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢の1つです。
 とにかく1番大きな夢は野球選手になることです。   
               (愛知県西春日井郡豊山小学校6年2組 鈴木一朗)

アメリカで活躍しているイチローの子ども時代の作文です。「イチローは天才、特別だ」と言われます。もちろんそうでしょう。しかし、この作文が、夢を実現するうえで大事なものは何かを語っています。
まず第一に、自分の夢に対していささかの迷いがない。夢を素直に信じている。つまり夢に対して本気・本腰である。
次に、自らの夢に対して代償を進んで支払おうとする気持ちが強い。360日激しい練習をして友達と遊ぶのは週5,6時間と言い切る言葉に少しの未練も悔いもない。「夢をみることは重荷を背負うことだ」と松下幸之助氏は言ったそうだが、そのことをすでに体感している感がある。
そして最後に、お世話になった人に対して報いるという報恩の心を持っている。(以上引用)

*先日、ニュースでイチローを見て、この作文を思い出しました。イチローといえばストイックなイメージですが、努力の人だと分かります。エジソンは「99%の努力と1%のひらめきがなければ成功しない」と言っていますが、天才と言われる人は努力の積み重ねで作られるのですね。

テストで高得点を取る人を見て「あいつは頭がいいから勉強しなくても点が取れる」と言う生徒がいます。しかし、頭がいい人なんて世界中に数人しかいません。高得点を取るのは頭がいいからではなくて、たくさん努力をした結果です。誰でも努力すれば高得点が取れるのです。初めから自分とは違うからと予防線をはって、やる前から言い訳をするのはやめましょう。

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