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塾通信

6月の塾通信

2017年5月25日

*6月は休みはありません。
中学は最終週に2学期期末テストがあります。中間テストでの反省を踏まえて、学校、塾の授業、家での学習をうまく組み合わせて結果を出しましょう。

*学習における「中2問題」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。

学習時間の平均は、小1から中1までは徐々に増加していきますが、中1から中2にかけて減少します。また、勉強が「嫌い+あまり好きでない」という生徒は、小1~小6では2~3割ですが、小6から中2にかけて増加し続け、中2では約6割の生徒が「勉強が嫌い」と答えています(東大社会科学研究所の調査から引用)このように、中2のころ、学習時間が減り勉強が嫌いになる生徒が増えるので「中2問題」と呼ばれています。学習内容が難しくなったり、部活が忙しくなったり、他に興味のあることが増えたりと、中だるみや学習ばなれが起きやすいのが、中2なのです。

しかし、勉強が「嫌い」から「好き」になる生徒が増えるのもこの時期なのです。
「嫌い」のままでなく、一転奮起して「好き」になったきっかけを「理由」と「学習方法」から上記の調査で見てみます。
「好き」に転じた理由のトップ2は「新しいことを知るのがうれしいから」「自分の希望する高校や大学に進みたいから」でした。つまり、達成感と具体的目標を持つ内発的動機付けが大事のようです。逆に「先生や親にしかられたくないから」という外的動機付けを持つ生徒は、「好き」にならず「嫌いなまま」の割合が多くなっています。
「学習方法」では、「テストで間違えた問題をやり直す」という(調整方略)、「何がわかっていないか確かめながら勉強する」という(モニタリング方略)、「友だちと勉強を教えあう」という(社会的方略)によって、「嫌い」から「好き」になる生徒が増えています。またそれに伴って、1日当たりの学習時間が30%以上増えて、「嫌いなまま」の生徒の約2倍の生徒が成績が上がったと答えています。

このレポートでわかることは、たとえ「嫌い」な科目や単元があっても、「好き」になれば学習時間が増えて成績が上がる可能性があるということです。そして「好き」になるためには、内発的動機付けをキープしながら、効果的な学習方法で勉強するのが最短だということです。「急がばまわれ」「好きこそものの上手なれ」ということでしょうか。START UPではこれらを踏まえて、勉強を好きになり自分からやれるようになってほしいと考えて指導しています。

*今月は、授業時に、文系的暗記法と理系的暗記法のやり方を話しています。

*中間テストの反省(学習方法の分析、偏差値)と期末テストに向けての個別面談を、順次始めました。

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