インフォメーション

トップページ > インフォメーション > ちょっと聞きたいこと > 読解力

小5の男子です。国語の勉強は、漢字だけやっています。漢検も受けています。そのせいか、読解問題が苦手です。本はほとんど読みません。読解力をつけるためにはどんな本を読んだらいいでしょうか。

本を読んでも(国語の長文問題で点が取れるような)読解力はつきません。「興味があるものを楽しく読む」体験は、一生の宝です。読解力をつける目的だけで本を読むのは、読書の楽しみをなくすことにもなりかねません。

国語の長文の選択問題では、答えを見つけるコツと、テクニックを身につけると、ある程度は点が取れるようになります。
記述問題では、どの文が大事なのかを、見つける訓練をする必要があります。
作文では、書くよりも前に、自分の意見を持つこと(意見がない生徒が多いですね)が第一です。次に、それを相手に話せること、それから、文字に書くことになります。
意見を持っていない子供には、じっくり聞いて話させることです。
自分の意見をまとめて要領よく話せない子供には、「それで?それから?」と誘導してあげることです。

読解力とは、理解力です。文字で書かれた文章だけでなく、相手が話すこと、テレビやラジオの情報、写真や絵など、身の回りのものを理解して、それに対して、自分の意見や感想を持てることが、第一歩です。そして、まわりと意見交換をして自分の考えを固めていきます。それが思考力です。
理解して、思考して、表現する。それらの力を年齢に応じて徐々につけていく、それこそが教育の力でしょう。

アーカイブ