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塾通信

2月塾通信

2019年1月30日

*2月は休みはありません。学年のまとめ、受験、学年末テストに向かって頑張りましょう。

*インフルエンザが流行していますが、皆様の周辺はいかがでしょうか。
塾では、インフルエンザウイルスが生育しにくい温度・湿度が測れる計器を使って、教室内の空気環境を整えています。また、咳をしている場合はマスクを着用してもらっています。できることをやって健康で乗り切りましょう。

*START UPは演習を重視しています。自習でなく演習です。一般的には意味の違いはつけにくいのですが、勉強についてしっかりわかってもらうために、あえて、私は、自習と演習を使い分けています。

*論語の素読ということを聞いたことがあると思います。時代劇で寺子屋や藩校などで子供たちが並んで「子、曰く…」と大声を出しているものです。意味が分からなくても繰り返し声に出して覚えているうちに、そのうちだんだん意味が分かってくる、と言われています。しかし、ホントかな?意味が分からないのに繰り返しているうちに意味が分かってくるなんてことがあるのだろうか?とずっと疑問でした。
例えば意味の分からない英文を繰返して覚えても、意味はわからないままですし、そもそも意味が分からないものはなかなか覚えられないものです。

けれどもそれが大きな誤解だったことを知りました。全員での一斉授業はドラマの中だけの話で、実際には、先生が机を挟んで前に座り、棒で指さしながら教える個別指導だったそうです。意味の区切りや抑揚を注意しながら繰り返し音読して、先生の手助けなしで読めるまで、早い子供で2年くらいかかったそうです。これで基礎が終わり、その後やっと章句の意味を理解して討議する、という学習に入っていったようです。

*ただひたすら暗記する。漢字でも、英単語でも、計算公式でも、歴史でも・・、ただひたすら覚える、これは基礎となる大事な部分で自分でやるしかないです。つまり自習です。この基礎部分がないと先に進めないので頑張ってやってほしいです。

しかし、ここで終わりにしてしまう生徒が多いのです。
覚えた!と安心して勉強をした気になってしまうのです。英単語を2000個覚えても英文の意味はわかりません。公式を丸暗記しても問題は解けません。覚えたことが、どこでどんなふうに出てくるのか、どう使えばいいのか、試してみる必要があります。これが演習です
問題を解いてみて、できたところ、間違っているところ、勘違いしているところ、早とちりしていたところ、などを確認して次に進む、それが演習です。

自習ではないので、その演習にはサポートが必要です。なぜ間違えたのか、何をやり直せばいいのか、次に何をすればいいのかをアドバイスしてサポートする、それが塾の役割です。学校や家で基礎を作る(自習)をした後、演習をしなければ、せっかく暗記したことは時間とともに忘れてしまいます。せっかく勉強しても学力はつかないまま無駄になってしまいます。点数を取るためには、より多くの演習が不可欠なのです。

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