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9月の塾通信
*今月は6月に続いて、効果的な学習方法について考えてみます。
ベネッセ教育総合研究所のレポートに、成績上位層と成績下位層の学習方法の違いについての記述がありました。それによると、成績上位者も成績下位者も、両方の90%以上がやっていることは「問題を解いたあとに〇つけをする」です。また両方の70%が「テストで間違えた問題をやり直す」、60%が「計画を立てて勉強する」と答えています。この3つに関しては、成績上位者も成績下位者も大きな差はありません。これらは学校で指導されているので割合が高いのでしょう。(それでも全員がやっているわけではないのは驚きですが)
成績上位者と成績下位者の割合が大きく異なる項目が3つあります。
「〇つけをしたあとに解き方や考え方を確かめる」のは成績上位者は83%がやっているのに対して下位者は61%にすぎません。
また「何がわかっていないか確かめながら勉強する」「重要なところはどこかを考えながら勉強する」についても成績上位者と成績下位者の割合の差が大きい項目です。つまり、ただ〇つけをするのでなく、間違えをしっかり自覚して、見直し・やり直しをやるか、やらないかが成績が上がるかどうかの分かれ目だということです。
ほかに、成績上位者が意識していることとして「何から勉強をしたらよいか順番を考える」「問題を解いた後に、ほかの解き方がないかを考える」という項目が目立ちます。
毎日の生活の限られた時間の中で、常に優先順位を考えて、自分のやるべきことを決めていく判断力と決断力が必要なことは言うまでもありません。しかし、これは子供の性格にもよるので、大人がアドバイスしてあげる必要があるでしょう。少しずつ意識していって高校生になるころにはできるようになってほしいです。
上記の学習に関する部分は、以前から、START UPでは心がけているところです。何度も言っているので、口うるさく感じている生徒もいるかもしれませんが、ただ単に勉強の内容だけを教えるのでなく、どこがわかっていないのか、どこまでやり直したらいいのか、次に何をやればいいのかをアドバイスして、勉強方法を身に着けてほしいので、これからもしつこく言っていこうと思います。ご理解ください。