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4月の塾通信

2017年4月27日

*春期講習は1年間の学習の振り返りです。一つ一つの単元をやり直してみて、理解が不十分で点がとれなかったところ、理解はしていたのに演習が不十分で点が取れなかったところ、通常の学習をおろそかにしたところ、取り掛かるのが遅すぎたところ、あるいは、学習方法がうまくいったところ、苦手意識がなくなったところ、手ごたえを感じたところ・・・など、1年間の自分を振り返って、次の1年に役立てる時期です。良いところは伸ばし、反省するところは変えていけば、必ず良い結果が生まれます。

*学習の効果を上げるには「基礎・基本」を定着させることが大事なのは言うまでもありません。では、そのための具体的な学習方法は、どうすれば効果的なのでしょうか?新しいことを学習してから2週間経ったときの定着率についてのレポートを見てみましょう。

通常の学習方法は、「講義を受けた後、自分で復習する」というのが一般的です。アメリカの調査機関のレポートによると、ただ「講義を受ける」だけだと2週間後には学習した内容の5%しか残らないそうです。
これに加えて「教科書を読む」と10%に増えて、さらに「視聴覚を利用する」「実演を見る」を加えても、30%しか定着しないと言われています。
なぜでしょうか?
これらは全て、向こうから一方的に知識を取り込む受け身の学習だからです。

これらの学習方法に加えて、「自ら体験する」を加えると75%に増えて、「人に教える」と2週間後の定着率は90%になるだろうと報告されています。人に教えるためにはささいなことや知識のつながりがわかることが不可欠なので、自分の理解も深まるのです。

START UPでは繰り返し演習をすることを重視しています。誰かがやっているのを見るだけの受け身の学習方法は「それは勉強ではない」からです。間違って、直して、また間違えて…を「自ら体験する」ことが大事だからです。また生徒が質問してきたとき、「どうやって考えたの?」「どこでわからなくなったの?」と聞くようにしています。生徒は内心「さっさと教えてくれればいいのに」と思っているかもしれませんが、「自分の状態を説明」して自分で確認することで「次に何をすべきか」がわかり「自力で解決した」という体験を持つことが自信につながるからです。

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