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5月塾通信ー論語
2023年5月5日
*中3の国語の教科書に論語が出ています。中間試験の範囲ですが、今回はそれを取り上げてみます。保護者の皆さんには、懐かしい文かもしれませんね。
子曰く、学びて時に之を習う、亦た説ばしからずや。朋有り遠方自り来る、亦た楽しからずや。
人知らずして温らず、亦た君子ならずや。
学んだことをしかるべき時に復習するのは喜ばしいことだ。勉強仲間が遠くから来てくれるのは楽しいことだ。人から認められなくても腹を立てないのは立派な人だ。
これをSTART UP風に解釈してみます。「学ぶ」と「習う」は似ているようで意味が違います。「学ぶ」は新しい知識を知ることで「習う」は練習・演習の意味です。したがって、授業で「学ん」だことを必要な時に繰り返して「演習」すると理解が深まる、ということだと解釈しています。だからSTART UPでは授業の後の演習を重視しています。また、学校や学年が違う友と隣り合って勉強するのは、互いに刺激しあえて楽しいことです。そして、頑張っていることを他の人に認められなくてもコツコツと勉強を続けることが大事だということです。
子曰く、学んで思わざれば、則ち罔し。思うて学ばざれば、則ち殆うし。
本を読んで学んでも自分で考えないと混乱する。考えるばかりで学ばないと不安定である。
つまり、書物や先生から学んでも、自分の頭で考えなければ詰め込みだけの暗記しただけの知識で終わってしまいます。逆に、頭の中で考えているだけで正しい知識を得なければ、独りよがりのものになってしまいます。
学んで、考えて、練習してこそこそ、生きた知識になります。
中学生は、今年度1回目のテストが近いです。やるべきことをやって頑張りましょう。