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5月塾通信-勉強を好きになる
*新学期が始まり数週間たちました。学校の授業も本格化してきました。塾の授業は予習を中心に進めているので、新しい学習内容に戸惑うことなく、順調に進んでいることと思います。
部活その他の活動の予定も決まり、日々の時間スケジュールがはっきりしてきた時期です。4月当初に決めた時間を変更したいとの希望もあると思います。それで、授業時間の修正・確認をします。度々で申し訳ありませんが、別紙の「授業時間希望調査表」で、各時間の来られない時間に×印を付けてください。細かい時間帯で書き込むのが面倒でしょうが、テスト対策の時間をできるだけ確保したいので4月中に提出をお願いします。
*過日、暗記用アプリのご案内をしました。QRコードを読み取って、教科書の重要語句を繰り返して覚えるアプリです。生徒には実際にやってもらいましたが、保護者の皆様もやってみて、今、生徒がどんな単元の勉強をしているのかを確認してみてください。新しい教科書内容なので楽しめると思います。テストが近いので、毎日30分は暗記をしましょう。授業でやっている単元を中心に、前学年の内容もできるようになっているので、しっかり練習しましょう。重要語句が頭に入っていれば、テスト前の問題演習がスムーズに行くので、演習の量もレベルもあがります。
*学校以外での学習時間の平均は、小1から中1までは徐々に増加していきますが、中1から中2にかけて減少します。また、勉強が「嫌い+あまり好きでない」という生徒は、小1~小6がは2~3割に対して、小6から中2にかけて増加し続け、中2では約6割の生徒が「勉強が嫌い」と答えています(東大社会科学研究所の調査から引用)このように、中2のころ、学習時間が減り勉強が嫌いになる生徒が増えるのは、学習内容が難しくなったり、部活が忙しくなったり、他に興味のあることが増えたりして、中だるみや学習ばなれが起きやすいのが、中2なのです。
しかし、勉強が「嫌い」のままでなく、一転奮起して「好き」になる生徒が増えるのもこの時期なのです。「好き」に転じた理由のトップ2は「新しいことを知るのがうれしいから」「自分の希望する高校や大学に進みたいから」でした。つまり、達成感と具体的目標を持つ内発的動機付けが大事だということです。逆に「嫌いなまま」の生徒は「先生や親にしかられたくないから」という外的動機付けを持つ生徒の割合が多くなっています。
学習方法では、「テストで間違えた問題をやり直す」という(調整方略)、「何がわかっていないか確かめながら勉強する」という(モニタリング方略)、「友だちと勉強を教えあう」という(社会的方略)によって、「嫌い」から「好き」になる生徒が増えています。
またそれに伴って、1日当たりの学習時間が30%以上増えて、「嫌いなまま」の生徒の約2倍の生徒が成績が上がったと答えています。たとえ「嫌い」な科目や単元があっても、「好き」になれば学習時間が増えて成績が上がる可能性があるということです。
そして「好き」になるためには、内発的動機付けをキープしながら、効果的な学習方法で勉強するのが最短だということです。「急がばまわれ」「好きこそものの上手なれ」ということでしょうか。
START UPではこれらを踏まえて、勉強を好きになり自分からやれるようになってほしいと考えて指導しています。