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4月塾通信ースマホ脳
*アンデシュ・ハンセン[著]『スマホ脳』が話題をよんでいます。私はまだ読んでいないのですが、テレビで紹介されて、更日大きな話題となりました。その中に以下の「スマホ依存度チェック」があります。
(1)流行りに乗り遅れるのが不安
(2)着信音の空耳が聞こえる
(3)常に充電器を持ち歩く
(4)メモの代わりにスマホで写真
(5)思い出せないことはすぐに検索
(6)会話中用事もないのに触る
(7)食事中にスマホを触る
これに3つ以上当てはまる人は要注意、5つ以上はかなり危険だということです。スマホ依存を改善するために「画面を白黒にする」「寝室に持ち込まない」「目覚まし時計の代わりにしない」「軽い運動をする」などの方法が紹介されています。
統計によると、若者の2割は1日7時間もスマホを使っているそうですが、スティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないというのはよく知られた話です。
睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――などスマホの便利さに溺れているうちに脳が確実に蝕まれていくスマホ脳、スマホ脳過労、スマホ認知症という言葉も知られるようになりました。
スマホを四六時中いじっていると、情報が入りすぎて脳が処理しきれなくなります。それがスマホ脳過労と言われるもので、その結果下記のような症状を引き起こすことになります。
1 判断能力が低下
2 考えがまとまりにくい
3 無気力になる、
4 気持ちが沈んでしまう
5 夜中に目が覚めやすい
6 集中力が続かない
7 物忘れが多い
8 いつもイライラ
9 何もないのに不安
これらの症状が複数起こる場合はスマホ過労脳になっている可能性大です。
また、スマホの使用時間別の学力を測定するという実験によると、スマホの使用時間が長ければ長いほどテストの点数が下がっていくという結果が出ました。そして、スマホを長時間使用している子供たちの脳を調べると、スマホの使用時間が短い子供に比べて、脳の発達が遅れていることが判明されました。
この結果から、東北大学の川島教授は18歳までは1日1時間以上の使用を控えるべきだと唱えています。
さて、ではどうすれば、スマホ脳過労を予防できるのでしょうか。スマホ脳過労は日頃の生活を改善することで予防することが可能です。また、質の良い睡眠をとることも大事です。脳の過労を防ぐ1番の方法は「質の良い睡眠」をとるこだからです。睡眠は体の疲労だけでなく、脳の疲れを取る効果があります。
寝る前にスマホを使用することで、新しい情報が脳に入ってくることになり、休んでいる間に情報を処理しようとして、脳が休めない状態になります。また、スマホからの光が原因で寝つきが悪くなることも研究結果で出ていますので、寝る前のスマホの使用は控えるようにしましょう。目安として寝る前1時間前からスマホを控えるのが良いとされています。
脳の疲労を回復させるのに良いとされる食材はブレインフードと呼ばれています。主なブレインフードとしては、大豆、ナッツ、青魚、ウコン、牛乳、チョコレートなどがあります。
*新学期を機会に、時間の使い方や、生活スタイル(睡眠・食生活)を見直してみましょう。
*4月8日(木)からの通常授業の日程は、別紙でお知らせしている時間(授業・演習)となります。春期講習で新学年の先取学習はやりました。自信をもって、新しい目標に取り組みましょう。