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11月塾通信ー普段の勉強の方法
*11月は休みはありません。今月も頑張りましょう。中学生は第2週~4週に2学期期末テストがあります。年間5回あるテストのうち、4回目です。今までの反省を、このテストにぶつけましょう。
「普段の勉強祖方法」「テスト前の勉強の方法」について、普段から生徒に行っていることをまとめました。一緒に配布しますのでご一読いただき、お子さんが迷っているようなときはアドバイスをしてあげてください。「普段の勉強の方法」の一部は生徒に配布済みです。
*自学演習の時間に質問をたくさんしてほしいのですが、なかなか難しい生徒がいるようです。
いくつか気になることを挙げてみます。
① 質問することに慣れていない
小さいときから、まわりの大人が先回りして教えてくれた経験が多い子供は自分で疑問を発見してそれを広げていくことが苦手です。「なんだろう?わかんないな?」と独り言を言っていると「どれどれ」と周りから声をかけてくれるので、自分から質問するという経験が少なくなってしまいます。
② 自分で問題を読んだり考えたりするのが面倒なのでとりあえず質問する
あまり考えないで、すぐに質問する生徒は、やるのが面倒で早く終わらせたい気持ちが大きいようです。質問すると、問題を一緒に読んだりヒントがもらえるので、自分でゼロから解かなくてすむので、さっさと終わらせることができます。暗記物にはいいですが、思考力をつけるチャンスをなくしています。
③ 質問する=答えを聞くことだと思っている
答えを書いて「これ、あってる?」と聞く生徒がいます。答えを知りたいなら、解答集を見ればいいのです。自分で答え合わせをして、どこで躓いたのかを知り、解説を読むことは、中学~高校になって自分で学んでいくときに必要な姿勢です。質問は、問題の主旨がわからない、どこから手を付けたらいいのか取っ掛かりを知りたいときにしてみましょう。
問題を解くときに身に着けたいのは、答えへのプロセス、つまりどうやってその答えを導くかがわかることです。だから質問は、
問題の意味がわからない
何を聞かれているのかわからない
どこから考えればいいのか、取っ掛かりがわからない
途中までやってみたけれど、あとができない
なんかいい方法がないのかな
答えが出たけど間違っていた
学校とやり方が違う
・・・・などを聞いてほしいのです。
問題を読んだら、「何を聞かれているのだろう?」「前にどうやって解いただろう?」と考える癖をつけましょう。
もちろん、漢字や英単語、理社の暗記事項は、質問するのではなくて、さっさと答えを見るなり教科書で調べるなりして早く解決してしまいましょう。暗記事項は、覚える→確認する→覚えるを何周もして完璧にしましょう。これが基礎力と言われる部分で、テストの6割くらいはこの部分が出ます。平均点が取れない科目は、この基礎部分(暗記部分)がまだ足りないので、まずは基礎に絞って繰り返し演習をしましょう。それができたら、考える問題に取り組んで、「なぜ?どうやるの?」と思考力をつけていきましょう。