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6月塾通信ー今できることは

2021年5月27日

*6月は休みはありません。中学は最終週に定期テストがあります。中間テストでの反省を踏まえて、学校、塾の授業、家での学習をうまく組み合わせて結果を出しましょう。

 ①学校での授業の受けるときは、どこがわかってどこがわからないかをはっきりさせる、先生が強調したところはどこか、すぐに見直すところ・質問するところ・演習が必要なところを判断して、それぞれ付箋に書いて貼っておく。

 ②授業で使ったプリントをしっかり管理する。ポケットファイルに入れる、ノートに貼るなど自分のやりやすい方法で管理します。何のために管理するか、それは何度も自分で見直して追加してまとめるためです。きれいにファイルに入れて保存して、それでやった気になるためではありません。きれいなノート・きれいなプリントではなくて、あれこれ書き込んで自分が頑張った足跡を残していきましょう。

 ③プラスTENを心がけてみよう。よし勉強終わりと思ってから、プラス10分。計算問題、ミスがなくなってから、あと10題。単語や漢字は覚えたと思ってから、あと10回。英語の教科書、声を出して10回読む。1つ覚えたら関連事項を10個追加してついでに覚える。こうして学習量と質を増やしていきましょう。

④終わったことや次のことは考えないで、「今」に集中しよう。前回のテストがよかった人は、その自信がうぬぼれになってしまう危険があります。それで次の準備が穴だらけにならないように戒めましょう。前回のテストが納得できなかった人は、努力したのにできなかった・自分は駄目なんだと思ってなかなか次の一歩を踏み出せずに出遅れてしまいます。過去は忘れて「今」に集中して精一杯努力しましょう。努力したことが必ず報われる、それが勉強です

⑤月~金の5日間にそれぞれ5科目を割り当てて(例えば月曜は理科、火曜は国語というように)週に1回は必ず学校で進んだ部分の教科書を確認して、ノートを見ながら塾のテキストのまとめのページを開いてマーカーしてチェック。不明な部分があれば付箋を貼って質問。できそうなら基本問題を解いて一足先にテスト対策をしておきましょう。

⑥繰り返し学習に、少し変化を付けましょう。例えば漢字や英単語を繰り返し練習したら、そのあとで文の中でどのように使われるか確認するために文全体を数回書く。計算練習をするとき、同じページばかりやらないで数ページ先のレベルアップした問題も取り入れる。理科社会の1問1答で重要語を覚えたら、逆に重要語から問題文を見て記述問題の練習をする、などなど。 単純な「反復練習」は「終わった、やったー!」という自己満足で終わらないように、10分ごとに変化をつけてみましょう。

 「牛を、無理やり水飲み場に連れて行っても、水を飲ませることはできない」という諺があります。その気がない人に周囲が心配してもやきもきしても無駄だ、ということのたとえです。子供を牛に例えるのはちょっと・・・・・というならば、
人間国宝の講談師、一龍斎貞水さんの言葉にこんなものがあります。「教えてくれなきゃできないって言ってる人間には、 教えたってできない。僕はたまに“貞水さんはあまり後輩にものを教えませんね”って 言われるけど、僕らは教えるんじゃなくて伝える役。 伝えるということは、それを受け取ろう、 自分の身に先人の技を刻み込もうとする気持ちがなければ、伝わっていかない」

また銀座の鮨屋「すきやばし次郎」の主人、小野二郎さんは「教えてもらったことは忘れる。 自分が盗んだものは忘れない。自分からやろうとしなければ、決して成長できない」と言います。

水飲み場の場所を教えて、行き方を教えて、水の飲み方を教えて、水のおいしさを伝えて、自分自身で水が飲めるようになるようサなポートしていきたいと思います。

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