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塾通信

1月の塾通信

2018年1月22日

*2020年から学習指導要領が変わります。学習指導要領とは、全国のどの地域でも一定水準の教育が受けられるようにするために、ほぼ10年に1度、文部科学省が定める学校教育の基準となるものです。

今回の改訂の大きな特徴は英語教育が大きく変わることです。完全に変わるのは2020年からですが、今年度から移行期間として小学校での英語授業が本格的に始まります。

What would you like?
He is good at playing tennis.
I saw the beautiful sea.
What’s your best memory?
What do you want to be?

これらは今後小学校で扱う表現の一部として示されたものです。はじめの2文は5年生で、あとの3文は6年生で扱います。
文法の知識として習うのではなくて、表現の一例として触れるだけで、中学英語の前倒しではないとは言うものの、単語に関しては小学3~6年の4年間で700語程度を扱うことになります。そしてこれらを習ったという前提で中学に進学し3年間で1800語(現行は1200語)を習います。かなりの負担になることが想像されます。

また2018年度、2019年度の移行期間の授業数は、3,4年生では年間15時間から35時間、5,6年生では50時間から70時間を確保することになっていますが、時間数は各小学校によって異なります。この移行期間の学習の量や質の違いによって、中学入学以降の学習に影響が出てくることが懸念されます。こうした小学校での英語教育の変更に伴って、中学・高校の授業内容が変わり、当然、高校入試、大学入試にも大きな影響が出てきます。
今年はたくさんのセミナーや学習会に参加して情報を収集し対策を立ていきたいと思います。

冬期講習は授業よりも自学演習を増やしたことで、学習量が増えました。その結果、質問も多く、効果が上がっています。講習最初の個別面談で決めた学習時間や予定に沿って各自順調に進んでいるようです。また学習量が増えて年間で予定していた内容をクリアできそうなので、3学期からは各科目とも総復習とレベルアップの教材を追加することにしました。一層頑張りましょう。

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