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10月の塾通信

2017年10月25日

*2学期が始まりましたが、まだまだ暑かったり、急に肌寒い日があったり、台風がきたりと体調を崩す要因が多いせいか、まだエンジンがかかりきらず、日常生活のリズムが戻っていない様子が見られます。まずは第一に起きる時間、食事の時間、切り替えの時間など毎日の生活を規則的になるように戻しましょう。そうすることで、身体も気持ちも平常になって、たまった疲れも癒えていきます。

*秋といえば、勉強の秋、スポーツの秋、食欲の秋…といろいろな形容詞が付きますね。突然ですがダイエットの話です。「やせたい」という漠然とした目標を持っている人はやせられないそうです。目標を持つときはなんとなく「やせる」ではなく「5キロやせる」というふうに具体的にするべきなのだそうです。この際、目標設定値は大きすぎても小さすぎてもだめなのです。

さて、勉強に関しても同じでしょう。
「テストの点を上げたい」「通知表を上げたい」という漠然とした目標や「勉強しなきゃ」という漠然とした感情ではうまくいきません。具体的に「英語を15点あげる」「実技4科のうち3科目を4以上にする」など数値目標を設定しなければ、「そのためには何をすれば達成できるのか」という具体的な方策は出てきません。受験生にはいつも言っているのですが、入試では「どこを確実に取って、どこを捨てるか」「偏差値を3ポイント上げるには、どの科目のどの部分を取ればいいのか」を意識して、自分の合格に必要な点を取っていく必要があります。そのためには何をすればいいのかは、科目によって、時期によって、一人一人によって違います。そこをしっかりフォローしていくのが個別指導の役割だと考えます。

授業時に「学校ではどこまで進んだ?」「提出物はどこまでやった?」「塾のテキストはどこまで終わった?」と聞いて、はっきりと答えられない場合は、自分がこれからやるべきことが把握できていないのです。そういう時は、個々にやるべきページを指定し、確認のプリントをして、どこがわかっていてどこがわかっていないのかを自覚させます。授業後に指定したところまで家でやっている生徒は、次にすべきことが見えてきて、基本に戻って、繰り返し、間違いをやり直すことが大事なのだと自覚して、運・不運に左右されない実力がついていきます。勉強は「速く行なう」より「入念に行なう」クセをつけることが大事です。

家で声をかけるときも漠然と「勉強をしなさい」と言うのではなく「塾のテキストをやり直ししなさい」「計画を見直して一番遅れているのをやりなさい」というふうに具体的に勉強を促してみてください。

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