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塾通信

今月の塾通信

2016年12月29日

*2学期の成績はどうでしたか。がんばった分だけの結果が得られたでしょうか。1回2回の頑張り
では、通知表が上がるところまではいかないので、がっくりしている人もいるかもしれません。あるいは、
今までの努力が認められて、やっと評価してもらえた人もいるでしょう。

やっているのに、点が上がらないのには、必ず原因があります。自分で思い当たることも多いでしょうが、
勉強の方法、勉強の内容、勉強の目的を見直すことで、気付かなかった原因がはっきりすることがあります。
一緒に考えていきましょう。

*アクティブラーニング、という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。これは2020年から実施される新
しい「学習指導要領」に登場する学習方法です。今ある講義形式の授業とは異なり、生徒の能動的な参加を
取り入れた学習方法を指しています。つまり、教師が一方的に講義内容を述べたり、生徒が指示されたこと
を一斉に行うような授業形式でなく、教科内容によって、発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習な
どを含みます。そのためにグループディスカッション、ディベートなどを授業に取り入れていくことが勧め
られています。これらによって、認知的・倫理的・社会的能力、および教養・知識・経験を含めた汎用的能
力の育成を図ることを目的としています。

*2020年には大規模な大学入試改革が予定されており、そのために昨年出された論点整理を受けて、高校の教科・科目構成がガラリと変わります。(論理国語、言語文化、日本史探究、理数探究などの科目名が挙がっています)高校の授業内容・形式が変わるということは、当然、高校入試問題も影響を受けます。実際、今年度の入試問題を分析すると、各科目間にまたがるような設問が増えています。理科・社会では双方からの視点で、生態系、地球温暖化などの環境問題を問い、国語や英語でも同様に、自然科学に関する問題やグローバル化、社会貢献などを題材とした長文読解が増えています。

*これからの塾に求められるのは、各教科の内容をきちんと把握して、科目間の 連携を意識しながら指導することだと考えます。
START UPでは今までも、テスト対策や演習の時間に、受講している科目に加えて5科目全てについて、
どこが理解できていないのか、どの科目を伸ばせばいいのかを意識して、一人一人の苦手な分野や間違え
やすい形式を把握してきました。また授業では科目間にまたがるような解説を心がけています。例えば、地
理で気候の特色を覚えるだけでなく、なぜそういう気候になるのかを理科の観点から説明します。或いは、
光合成の仕組みを勉強して、それが砂漠化を防ぐこととどう結びつくのかを解説して環境問題に拡げていき
ます。

今後は学校の授業を重視しつつ、さらに科目間の壁を取り払って、総合的・発展的な学力をつけるように努
力していきたいと考えています。そのため来年度からの教材・学習時間を見直しを検討しています。現行の
80分授業を120分に拡大して演習を授業内に取り入れて、学力の定着を図る予定です。
その他、詳しいことは順次お知らせしていきます。どうぞ宜しくお願いします。

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